あしもすさん
あしもすHP「音・音楽・没入」
ASMRtist インタビューでは、ASMR動画を制作されているASMRtistの方をインタビュー形式でご紹介します!
よろしくお願いします。まず、あしもすさんがASMR動画に出会ったきっかけを教えてください。
父親の影響で幼い頃から、録音・オーディオ環境があって、自然と「音響」の世界に関心を持つようになりました。 中学からの吹奏楽経験によって「音楽」を作りたい気持ちが高まったのですが、実際に作るのはなかなか難しかったです… そんな時に「立体音響」に出会いました。
立体音響だと、そもそも音楽を作るというのとはちょっと違いますよね。
生活の音をリアルに記録することに感動を覚えました! さらに、ケージ作曲の現代音楽「4分33秒」に出会って、一聴すれば静寂でも、そこに何か聴こうとする時、音楽は生まれるのだと衝撃を受けました! 今考えたら、それらは「ASMR」的な感覚だったのかも…と思います。
それからホロフォニクス、催眠、バイノーラルビート、iDoserなどの音声経験を経て、気づいたときにはダミーヘッドマイクを自作していました… その頃くらいからASMRブームが日本に広まりつつあって、自然に聴いたり研究するようになっていました。
マイクの自作もされているのですね!それをASMR動画として投稿し始めたのは、どんなきっかけですか?
もともとは自分自身で鑑賞するための記録でした。 「音の日記」のようなもので、立体音響で作った音日記に没入して楽しんでいました。 「ASMR」という形で、様々な動画や音声で見かけるようになってきて、これって投稿してもいいんだ…!という安心感(?)がでてきて投稿し始めましたね。
チャンネルについて教えてください。
現在は、音声と地図で音風景の制作を公開しております。 YouTubeのリンクの方には、ASMR動画をはじめ機材紹介、音楽作品、試みとして「ASMR」と「音楽」の世界を掛け合わせるシリーズも展開しております。 その他、音声アプリの「LisPon」の投稿・ライブ、「niconico」での公式配信・Vキャスなどで音声活動させていただいております。
特におすすめの動画を教えてください。
音日記やVR撮影シリーズ、通常のASMR、どれをオススメすべきか迷いましたが、「ASMR×MUSIC」シリーズから最初期の作品をピックアップしたいと思います。 日常にあるASMR的素材と、非日常の楽音を組み合わせた時にどうなるのか、それを聴いてどう感じるのか、問いかける作品だと思っています。
ASMR動画を制作するときに気をつけていることはなにかありますか?
考えすぎない、狙いすぎない、期待しすぎないの「3ない」ですね。(この回答もあまり考えてないですw)
最後に、この記事を見てくださった方にメッセージをお願いします。
ASMRは音楽(動画作品なら総合芸術?)だと思う。 苦手な方もいる、いてしかるべきだ。 ソナタ・エロティカを残したシュルホフは退廃音楽だと迫害され、収容所で死んだ。 しかし時代は変わった、殺される程の事はないし、恥じることなく、自由にASMR表現すればいいし、聴けばいいし、苦手なのは聴かなくていい。 自由だ。 (意訳:Let's enjoy ASMR!)
これからも頑張ってください。ありがとうございました。
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